青色申告にも対応!おすすめ確定申告ソフトを徹底比較

確定申告は面倒な作業ですが、専業(フリーランス、個人事業主)、副業を問わず利益が出たら確定申告をして、税金を収めなければなりません。
とは言っても、できれば確定申告、特に複式簿記が必要な青色申告の手間は、最小限に抑えたいですよね?
- 確定申告のソフトはどれを使えばいいか、わからない…
- 白色申告だけでなくて、青色申告にも対応しているソフトを探している
- できれば無料で使いたい
こういった悩みを持つ人は多いです。
「確定申告ソフトは使ったことがない…」
「確定申告は初めてで…」
といった人でも安心して使える、オススメな確定申告ソフトを比較しながら紹介します。
オススメな青色申告ソフト
まずは青色申告に対応している、オススメの確定申告ソフトを紹介します。
以前はパソコンにインストールするタイプのソフトが主流でしたが、現在はクラウド型のソフトが主流になっています。
クラウド型のソフトの特徴として、このような点があります。
- パソコンだけでなく、Macにも対応
パソコンやMacだけでなく、iPadやAdnroidのタブレットでも、iPhoneやAndroidのスマホでも使えます。 - ソフトのインストールが不要
無料のユーザー登録をすれば、すぐに使いはじめることができます。
パソコンを買い換えたら再インストール…といった手間も無くなります。 - 税制が変わるたびに買い換える必要がない
常に最新版に更新されるので、増税や法改正が変わっても安心です。 - データの自動バックアップ
入力データは、セキュリティの高い確定申告ソフトのサーバに保存されます。
パソコンが壊れてデータが消えた…といったトラブルが無くなります。 - いつでも、どこでも使える
インターネットに繋がってさえいれば、いつでも、どこでも使えます。
デメリットといえば、インターネットに繋がっていないと使えないくらいです。
メリットの方がはるかに大きいので、クラウド型の確定申告ソフトが現在は人気です。
今回売れ筋でオススメな青色申告ソフトとして、この3種類のクラウド型ソフトを紹介します。
- freee
- やよいの青色申告オンライン
- MFクラウド確定申告
これらのソフトを使うだけで、節税効果の高い青色申告の書類を、個人でも簡単に作成することができます
「青色申告なら節税できるの?どれくらい??」と思ったら、青色申告と白色申告の違いの解説ページを見て下さい。
「青色申告の届出を忘れていた…」といった特別な理由が無い限り、青色申告をしたほうが有利だとわかると思います。
確定申告、特に青色申告を自分でするためには、今回紹介するソフトは必ず必要です。
確定申告ソフトの便利な機能や注意点などを比較しながら、わかりやすく説明します。
データの自動取り込み&入力
子供の頃につけていた、お小遣い帳を思い出して下さい。
最初は張り切って記入していても、だんだんと書かなくなり、最終的には何にお金を使ったのか、わからなくなりませんでしたか?
確定申告も基本は同じです。
日々の売上や経費の入力が大切ですが、毎日忘れずに入力するのは大変です…
今回紹介する青色申告ソフトを使えば、銀行口座の入出金、クレジットカードの利用履歴などを自動で取り込むことができます。
しかも、データを取り込むだけではありません。
取り込んだデータが、売上、水道光熱費、備品・消耗品、交通費といった勘定科目のどれに当てはまるか自動で仕分けてくれます。
あなたがすることは、内容を確認して「登録」ボタンをクリックするだけです。
さらに、この自動仕分け機能には学習機能があります。
使えば使うほど精度が上がり、簡単にデータの入力ができるようになります。
これだけ便利な機能が付いていれば、お小遣い帳のように「結局使わなかった…」といった失敗を繰り返すことは無さそうですね。
こういったデータの自動取り込み&入力機能は、今回紹介する青色申告ソフトには全て付いています。
ただし、ソフトによって少し違いがあるので、表にまとめて詳しく説明します。
ソフト名 | freee | やよい | MFクラウド |
---|---|---|---|
データの 自動取り込み対応 金融機関、 クレジットカード |
○ 1,600以上の銀行に対応 各種クレジットカード、電子マネーも対応 |
△ MoneyLookやZaimといった、他社の家計簿ソフトと連携が必要 |
○ 1750社以上の銀行、クレジットカード、電子マネーなどに対応 |
自動仕分け | ○ | ○ | ○ |
仕分け学習 | ○ | ○ | ○ |
評価 | ○ データの自動入力先も多く、自動仕分け&仕分け学習で使いやすい |
△ データの自動入力で他社サービスとの連携が必要なので減点 |
○ データの自動入力先は最も多く、自動仕分け&仕分け学習で使いやすい |
ネットの口コミや評判を調べると、
「freeeは、会計処理を意識させないような作り」
「MFクラウド確定申告は、経理の人が使いやすいような作り」
といった評判がありますが、どのソフトも、ややこしい会計処理を意識させず、わかりやすく作られています。
自動仕分けの精度や学習機能も、どれも使いやすく、どれを選んでも問題ありません。
ただし、やよいの青色申告オンラインだけ、MoneyLookやZaimといった他社サービスとの連携が必要なので不便です。
データの自動取り込み&入力でいえば、freeeとMFクラウド確定申告が一歩リードしています。
青色申告の必要書類を自動作成
青色申告、特に65万円の特別控除を受けるためには、ややこしい書類をたくさん税務署に提出する必要があります。
- 複雑な複式簿記の帳簿
- 確定申告書B
- 青色申告決算書
何の書類か全然わかりませんよね?
青色申告ソフトを使えば、日々の入金や出金のデータを登録するだけで、ややこしい書類を自動で作成してくれます。
3つの青色申告ソフトのどれを使っても大丈夫です。
ソフト名 | freee | やよい | MFクラウド |
---|---|---|---|
複式簿記 | ○ | ○ | ○ |
確定申告書B | ○ | ○ | ○ |
青色申告決算書 | ○ | ○ | ○ |
評価 | ○ | ○ | ○ |
どれを使っても問題なし |
このように青色申告、特に65万円の特別控除を受けるための書類も、どのソフトを使っても自動で作成してくれます。
複式簿記だけでなく、簡易簿記にも対応しています。
日々の売上や経費の入力さえしていれば、どのソフトを使っても確定申告の書類は作成することができます。
セキュリティ対策&データバックアップ
クラウド型の確定申告ソフトの入力データは、各ソフトのサーバに保存されます。
「クラウド」と聞くと、何となく不安を感じませんか?
結論からいうと、普通のパソコンよりもセキュリティ対策はしっかりしています。
とはいっても、セキュリティ対策やデータのバックアップ体制は気になるところです。
各ソフトのセキュリティ体制やデータのバックアップについて、表にまとめました。
ソフト名 | freee | やよい | MFクラウド |
---|---|---|---|
セキュリティ対策 | ○ | ○ | ○ |
データ バックアップ |
○ | ○ | ○ |
評価 | ○ | ○ | ○ |
どれを使っても問題なし |
どのソフトも、暗号化やウィルス対策といったセキュリティ対策は十分です。
データのバックアップも当然行われているので、安心です。
セキュリティ対策やデータバックアップ体制の面では、どのソフトを使っても問題ないでしょう。
白色申告への対応
青色申告をするためには、確定申告の対象となる年の3月15日までに「所得税の青色申告承認申請書」を税務署に届出なければいけません。
届出を提出するのを忘れていて、確定申告の時期(2月15日〜3月15日)に、あわてて提出しても期限切れです。
白色申告になってしまいます。
このような場合でも、別のソフトを購入したりすることなく、白色申告モードに切り替えるだけで、3つのソフトならどれでも対応することができます。
「去年は白色申告だったけど、今年は青色申告に変えよう」といった場合でも、白色申告モードから青色申告モードに切り替えれば大丈夫です。
ソフト名 | freee | やよい | MFクラウド |
---|---|---|---|
白色申告 対応 |
○ | ○ | ○ |
評価 | ○ | ○ | ○ |
どれを使っても問題なし |
白色申告をする人でも、これらのソフトで確定申告の書類を作成することができます。
どのソフトを使っても問題ないでしょう。
注意点として、「やよいの白色申告オンライン」というソフトがありますが、これは「やよいの青色申告オンライン」の白色申告モードしか使えない安価なバージョンだと思って下さい。
青色申告をする時のデータ移行の手間を考えると、「やよいの青色申告オンライン」を最初から使うことをオススメします。
サポート体制
「確定申告は初めて…ソフトとか使ったこと無い」という人は、サポート体制も気になりますよね。
使い方や勘定科目の意味など、初心者だと質問したくなる時はあると思います。
そのような時にしっかりとサポートしてくれるか、各ソフトにより違いがあります。
サポート体制の違いを表にまとめています。
ソフト名 | freee | やよい | MFクラウド |
---|---|---|---|
ヘルプページ | ○ 無料 |
○ 無料 |
○ 無料 |
メール | ○ 無料 |
○ | ○ 無料 |
チャット | ○ | ○ | ○ 無料 ※登録後30日間 |
電話 | △ 年間39,800円のプレミアムプランのみ |
○ | ○ |
評価 | △ | ○ | ◎ |
サポート体制には、大きな違いが出ました。
MFクラウド確定申告が、サポート体制は最も充実しています。
freeeとやよいは、お金を払ったユーザーを対象に基本的にサポートを行いますが、MFクラウド確定申告は無料版しか使っていないユーザーでも、サポートを受けることができます!
初めて確定申告ソフトを使うと、どうしてもわからないことが出てくると思います。
そのような時でも、メールやチャットで助けてくれるMFクラウド確定申告が、初心者には特にオススメです。
他社ソフトからの乗り換え、他社へのデータ移行
確定申告ソフトを初めて使う時は、乗り換える必要はありませんが、
「既に確定申告ソフトを使っているので、そのデータを引き継ぎたい」
といった要望や、
「他の確定申告ソフトを使うことにしたので、データをエクスポートしたい」
といった要望が今後出てくるかもしれません。
基本的には、どのソフトでもデータ移行は可能です。
期中にどうしても他のソフトに乗り換えないといけない時でも、問題はないでしょう。
ソフト名 | freee | やよい | MFクラウド |
---|---|---|---|
データの エクスポート |
○ | ○ | ○ |
データの インポート |
○ | ○ | ○ |
評価 | ○ | ○ | ○ |
基本的にはどのソフトでもデータ移行は可能ですが、データの受け渡しがうまくいかない場合もあります。
そのような場合は、サポートが充実しているMFクラウド確定申告に移行する方が良さそうです。
無料で使える範囲
どのソフトも有料で購入する前に、無料のお試し版(フリープラン)で試しに使うことができます。
機能が全て使えるけど期間限定だったり、機能に制限があるけど期間の限定が無かったり、ソフトによって違いがあります。
それぞれの無料のお試し版の内容を表にまとめました。
ソフト名 | freee | やよい | MFクラウド |
---|---|---|---|
ユーザー数 | 3ユーザーまで | 1ユーザーまで | 3ユーザーまで |
データ 保存期間 |
1ヶ月 | 2ヶ月 | 制限なし |
決算書 作成 |
✕ | ✕ | ✕ |
主な 機能制限 |
特になし | 特になし | 仕分け件数は月15件まで 仕分け学習は月5件まで |
評価 | △ | △ | ○ |
MFクラウド確定申告が一番制限が多いように見えますが、MFクラウド確定申告だけが、データの保存期間に制限がありません。
freeeは1ヶ月、やよいは2ヶ月しかデータを利用することができません。
後で詳しく説明しますが、MFクラウド確定申告なら仕訳入力の多い月だけ、有料プランにすることが可能です。
しかも、月の途中で無料プランに戻しても、料金は日割り計算され、使った日数分しかお金はかかりません!
freeeは月ごと、やよいは年間で、確定申告の処理が終わるまで有料契約を結ぶ必要があります。
このように、MFクラウド確定申告の無料プランの便利さは際立って優れています。
価格比較
最後に3つのソフトの価格を比較しましょう。
ここまで比較すると、どのソフトが一番良いか見えてきましたね。
価格に関しても表にまとめています。
ソフト名 | freee | やよい | MFクラウド |
---|---|---|---|
価格 (税抜) |
980円/月 9,800円/年 |
セルフプラン 8,000円/年 (初年度は無料) |
ベーシックプラン 800円/月 8,800円/年 |
スタンダードプラン 1,980円/月 19,800円/年 |
ベーシックプラン 12,000円/年 (初年度は6,000円/年) |
電話サポート付き ベーシックプラン 17,200円/年 |
|
評価 | △ | △ | ○ |
やよい青色申告の「初年度はセルフプランが無料」が目立ちますが、これには理由があります。
誰でも見れるヘルプページの閲覧以外、やよい青色申告のセルフプランは、何もサポートがありません。
大事な決算用データに問題が発生しても、一切サポートはありません。
しかも1年後に解約し忘れると、次の年は普通にお金が8,000円掛かるので注意が必要です。
やはりここでも、MFクラウド確定申告のコストパフォーマンスの良さが目立ちます。
やよいでは何もサポートの無いセルフプラン(8,000円)と、MFクラウド確定申告のメールやチャットのサポート付きの有料プラン(8,800円)がほぼ同じ金額です。
MFクラウド通常は無料プランで契約して、入力の多い時だけ有料プランに入るといった、柔軟な利用が可能です。
月の途中で無料プランに戻しても、日割りで有料プランの料金を計算してくれるのも良心的です。
確定申告ソフトの総合評価ランキング
ここまで比較した項目をまとめて、最後にランキング形式で総合評価を発表します。
ソフト名 | freee | やよい | MFクラウド |
---|---|---|---|
価格の評価 | △ | △ | ○ |
データの自動取り込み&入力 | ○ データの自動入力先も多く、自動仕分け&仕分け学習で使いやすい |
△ データの自動入力で他社サービスとの連携が必要なので減点 |
○ データの自動入力先は最も多く、自動仕分け&仕分け学習で使いやすい |
青色申告の必要書類を自動作成 | ○ | ○ | ○ |
セキュリティ対策&データバックアップ | ○ | ○ | ○ |
白色申告への対応 | ○ | ○ | ○ |
サポート体制 | △ | ○ | ◎ |
他社ソフトからの乗り換え、他社へのデータ移行 | ○ | ○ | ○ |
無料で使える範囲 | △ | △ | ○ |
価格 | 980円/月 9,800円/年 |
セルフプラン 8,000円/年 (初年度は無料) |
ベーシックプラン 800円/月 8,800円/年 |
スタンダードプラン 1,980円/月 19,800円/年 |
ベーシックプラン 12,000円/年 (初年度は6,000円/年) |
電話サポート付き ベーシックプラン 17,200円/年 |
|
総合評価 ランキング |
○ | △ | ◎ |
第二位 | 第三位 | 第一位 |
今回解説した項目を見ていくと、「MFクラウド確定申告が最もオススメなソフト」という結論になりました。
MFクラウド確定申告の一番のオススメな点は、月に15件までの登録なら無料で使えるところです。
15件を超えた場合でも、月864円のプランにアップグレードすれば、制限は無くなります。
必要なデータを入力したら、無料プランに戻せば大丈夫です。
良心的なことに、月の途中で無料プランに戻しても、864円を日割り計算して、使った日数分しかお金がかかりません!
一日で解約すれば、
864円 ÷ 30日 = 29円(!)
たったの29円という計算になります。
確定申告をするなら、副業で年間20万円以上儲かっているはずですから、安いものですね。
MFクラウド確定申告に無料登録
MFクラウド確定申告への登録は無料です。
しかも、月15件の入力までなら、無料で使い続けることができます。
とりあえず、銀行口座とクレジットカードを登録しておくだけでもいいと思います。
確定申告の準備を始める時に、必要なデータが自動で取り込まれているだけでも、かなり助かります。
クレジットカードによっては、数カ月分しか取り込めない場合もあるので、早めに登録だけでも済ませておくと、後で便利です。
以下のボタンから、簡単に無料で会員登録をすることができます。
ボタンをクリックして、まずはMFクラウド確定申告のサイトを見てみましょう!
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オススメ!ネットで稼ぐ方法まとめ
今回ご紹介した記事以外にも、ネットでお小遣いを稼ぐ様々な方法があります。初心者の方でも簡単・無料でできる稼ぎ方をまとめていますので、ぜひご覧ください!